ごあいさつ
令和5年6月
感染症対策が緩和され、様々な取組が戻ってきました。京都理科研究会では、コロナ禍での経験を生かしつつ、今年度も研究活動や事業の実施形態を工夫しながら進めていきたいと考えております。
昨年度に引き続き、研究部研究主題を『考察から始める単元デザイン ~子どもが考えたくなる授業~』と設定し、今までの実践を継承・発展していこうと今年度の活動がスタートしました。研究部では、非常勤や時短勤務の教員が理科専科を担当する学校が増えてきていること等を考慮し、3~6年の各研究部会にできるだけ参加しやすいように参集とオンライン参加の併用型の部会を行っております。また、今年度はSSTA(ソニー科学教育研究会)近畿エリア研修会京都大会を8月6日(日)に開催する予定で、近畿2府4県の理科教育に携わる皆さんとの共同研究も進めており、研究の広がりや深まりも期待しているところです。
さらに、同好部・学校園部・環境教育部の再編成を行い、同好部として各領域の活動を取り入れて実施することとしました。また、「プロジェクトN(理科授業支援プロジェクト)」では、理科が苦手な担任や理科専科教員に対する支援を強化し、授業改善・教材教具の開発を推進するとともに、その成果を積極的に発信していくよう計画しています。
理科研究会では、理科好きの子どもたちを育て、子どもたちに「科学的に問題を解決する力」を養っていきたいと考えております。そのためにも、自然を愛し、自然の事物・現象に対する「なぜ?」を子どもたち自身が解決する楽しさを実感できるように、また、そのような授業づくりや環境づくりの面白さを教員が実感できるように、会員の皆さんとともに研究会活動を続けていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
令和5年度 京都理科研究会
会 長 堀出みゆき
(京都市立嵯峨野小学校長)