京都市教員等の資質の向上に関する指標

 

 平成29年4月に改正教育公務員特例法が施行され、任命権者に「校長及び教員としての資質の向上に関する指標」の策定が義務付けられたことを受け、本市においては以下に示す「京都市教員等の資質の向上に関する指標」を大学、校園長会の協力を得て策定しました。「指標」は教員等が新規採用時から管理職までの段階に応じて、磨き、高めていきたい資質能力を示したものです。

 令和4年8月に、国が策定する「公立小学校等の校長及び教員としての資質の向上に関する指標の策定に関する指針(以下「指針」)の改定が行われ、教師の資質能力が5本の柱で再整理されました。また、校長に求められる資質能力が明確化されました。
 また、令和5年1月に、国の「養護教諭及び栄養教諭の資質能力の向上に関する調査研究協力者会議 議論の取りまとめ」において、養護教諭及び栄養教諭に求められる役割(職務の範囲)が明確化されました。
 このような状況を踏まえて、令和5年3月、大学、校園長会のご意見のご協力も得て、「指標」の改定を行い、同時にキャリアステージを3段階から4段階に見直しを行いました。

 教員等におかれては、「指標」に照らし、教育者としての職務や使命感を深く自覚するとともに、自身の専門性・指導力の現状を振り返りながらキャリアアップに向けた目標を明確にし、計画的な研修や日々の教育実践等を通じて、その更なる向上を図っていただくことを期待しています。

 管理職等におかれては、「指標」の活用を通して教員一人一人が学校・幼稚園組織の一員として、意欲的に教育実践に取り組める環境づくりを進めていただくとともに、教職員同士が学び合い高め合い、そして成長し続けるOJTの推進等、学校全体での組織的な人材育成の活性化につなげていただきますよう、よろしくお願いいたします。

 教育委員会におきましても、「指標」を踏まえた教職員研修計画の策定をはじめ、各学校・幼稚園の人材育成の取組支援や教育研究会の活動支援等、教員等の資質・指導力の向上に資する様々な取組の充実を図ってまいりますので、引き続き積極的な活用をお願いいたします。

 

デジタルブックで開く

 京都市教員の資質の向上に関する指標.pdf

PDFで開く

「京都市教員等の資質の向上に関する指標」の本編です。研修計画との関連等は,研修計画冊子をご参照ください。

 令和5年3月の改定の概要とキャリアステージについては下記をご覧ください。

指標改定・キャリアステージ.pdf