会長あいさつ

 平成29年に改訂されました学習指導要領においては「これからの社会がどんなに変化して予測困難な時代になっても、自ら課題を見付け、自ら学び、自ら考え、判断して行動し、それぞれに思い描く幸せを実現してほしい。」という願いが込められていました。そのことを受けて京都市生活科・総合的な学習教育研究会の研究テーマを「学びで織りなす 色とりどりの夢」としました。ほんまもんのひと・もの・ことにであい、その対象物に働きかけ働き返されながら感受し、深く考え、考えの異なる者同士で協働しながら、自分を創りあげていく学びが大切だと考えています。本研究会では「体験・協働」「感受・考究」「自己」を視点にして、生活科・総合的な学習のよりよい授業づくり、単元づくり、自分づくりについて研究しています。

 昨年度11月に開催した全国小学校生活科・総合的な学習教育研究協議会京都大会での成果をもとに、今年度は理論と実践をより具体的に結び付け、未来を生き抜く子ども達に、感じる心やあらゆる他者を尊重しながら自分を見つめ、新たな自分を創りあげていってほしいと願っています。

京都市小学校生活総合的な学習教育研究会 会長 鈴木 登美代

キャビネット