会長 ご挨拶
京都市図画工作教育研究会の会長として、皆様にご挨拶申し上げます。当研究会は1921年に発足し、現在は60名を超える会員が所属しています。長い歴史の中で、私たちは、先輩の先生方の図画工作科教育への熱い思いを受継ぎ、時代の変化を見据えながら図画工作科教育の充実に尽力してまいりました。
本研究会の目指すところは、図画工作科教育における主体的・対話的で深い学びの実現です。子どもたちが自ら考え、創造し、他者と協働しながら学ぶことができるよう研究に努めています。
今年度は研究主題を「あふれだす思い つくりだす喜び ひびき合う心」と掲げ、子どもたちが自分の思いを表現し、互いに心を響かせ合うことができる授業づくりを目指して活動しております。そして、つくりだす喜びを味わい、感性を育み、形や色などに関わりながら楽しく豊かな生活を創造していこうとする子どもを育てたいと考え、授業研究に取り組んでいます。
さらに、子供たちの豊かな表現に地域や保護者の方にも触れていただき、また、子供たちにとっても励みの場となるよう、授業研究とともに小学生作品展やアイデア展、版画展などの展覧会事業にも取り組んでいます。
これからも、会員の皆様と共に、図画工作教育の充実を目指し、日々研鑽を積んでまいります。皆様のご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。