ごあいさつ
日頃から、本研究会の活動に多大なご理解ご協力をいただき、感謝申し上げます。当研究会は、105年にわたり、常に新しい時代の資質・能力の育成に向け、学習指導要領の具体化を目指し、研究を進めてきました。
今年度の研究主題は
《数学的な見方・考え方を働かせ、
数学的活動を通して、数学的に考える資質・能力を育む算数科教育》
~主体的に学び合い、考えを広げ、深め合う協働的な授業をめざして~
としました。課題解決に向けて、“見通しをもち、数学的な見方・考え方を働かせて、主体的に学び、伝え合い、考えを広げ深め合う力を育む協働的な授業を積み重ねることによって、数学的に考える資質・能力を育むことができる”と考えました。そこで、今年度の研究の重点を以下の4点としました。
・既習事項、見通しを明確にする
・児童一人一人の考えを見取った支援を行う
・学びを深める発問をする
・指導と評価の一体化をはかる
各学年部(育成、低・中・高学年部)において、指導案検討・公開授業・事後研修会などを行い、授業実践を通して、研究を深めていきたいと思います。また総合教育センターと協賛しての「授業力実践講座」や「指導講座」などの研修会においては、模擬授業や実践交流などを全市に向けて発信し、授業力・指導力の向上を図っていきます。算数科に意欲をもって取り組んでいる研究会員の力量と意欲を高め、その力を各校で発揮してくれることを願い、さらに新たな研究会員が増えることを目指して取り組んでいく所存です。
1月には京都市算数教育研究大会を開催します。これまでの研究の積み重ねを基盤とし、さらなる充実・発展を図り、新たな発信をしていきたいと考えております。今後とも、ご理解ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
京都市算数教育研究会
会長 上田 清乃