本市の学校現場におけるOJTの実態を把握するためにアンケートを実施した。概要は以下のとおりであ 〈調査目的〉 ・本市の学校現場におけるOJTに対する意識及び実態の把握 〈調査方法〉 ・Forms*3でアンケートを作成、メールまたはTeams*4で送付 〈調査対象〉 ・本市小学校、中学校、義務教育学校、総合支援学校に勤務する学校長、教務主任、研究主任、 キャリアアップ研修受講対象(主に採用10年目)教員、採用2・3年目教員(養護教諭、栄養 教諭も含む) 〈調査時期〉 ・令和4年7月14日(木)~7月29日(金) 第2章 OJTアンケートの実施 (1)(2)中央教育審議会 『「令和の日本型学校教育」の構築を目指して~全ての子供たちの可能性を引き出す、個別最適な学びと、協働的な学びの実現~(答申)』令和3.1.26 p.3 (3)(4)前掲(1) pp.85-86 (5)中央教育審議会『「令和の日本型学校教育」を担う新たな教師の学びの姿の実現に向けて(審議まとめ)』令和3.11.15 p.11、p.16 (6)『広辞苑 第五版』岩波書店 1998.11.11 p.342 (7)中央教育審議会『これからの学校教育を担う教員の資質能力の向上について ~学び合い、高め合う教員育成コミュニティの構築に向けて~(答申)』平成27.12.21 p.3 (8)前掲(7)p.4 (9)京都市教育委員会『京都市教員等の資質・指導力の向上について』平成30.3 pp.3-4 (10)総合教材ポータルサイト『若手教員の資質・能力のさらなる向上をめざして-「フレッシュせんせい教師力向上ガイドブック」の提示-』平成25.3 http://www.edu.city.kyoto.jp/sogokyoiku/kenkyu/outlines/h25/seika/000/index.html 2022.4.20 (11)京都市教育委員会『京都市OJT実践ガイドライン』平成29.5 (12)(13)京都市教育委員会『令和4年度 教職員研修計画』令和4.4 p.3 (14)京都市教育委員会『平成23年度、令和3年度教職員年齢構成表』 (15)『令和元年度学校教員統計調査(確定値)の公表について』令和3.3.25 2022.6.16 https://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=&ved=2ahUKEwjS0eCjg_b7AhXCQN4KHSLtBh8QFnoECBAQAQ&url=https%3A%2F%2Fwww.mext.go.jp%2Fcontent%2F20210324-mxt_chousa01-000011646_1.pdf&usg=AOvVaw0pOW06xgXtVNd6y4rBIK_V 聞くと、何か新しい取組をしなければならないという考えが少なからずあるようだが、現在各校で取り組んでいることを見直し、意識付けや価値付けをすることで、OJTとなるような効果的で効率的な取組に十分なり得ると考える。 各校で日常的にOJTが活性化され、学び続ける教師の育成や学び合う教職員集団づくりが進むように、アンケートや聞き取り調査からわかったことを、できる限り汎用化した形で提案したい。また、人材育成を進めるためにはOJTとOff-JT(校外研修)、SD(自己啓発)を結び付けることも大切である。一人一人の教職員が校外研修やセミナー等で学んだことを校内でどのように生かしていくかも、OJTの大切な視点である。Off-JTやSDへの取り組み方については、教員免許更新制度が廃止され、今後研修履歴が必要になることも考えると、教職員一人一人の主体性に委ねられる部分が大きくなると思われる。このようなことも意識して研究に臨みたい。 第1節 アンケートの概要 る。 小・中 日常的なOJT 5 111
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