図2-4 研修で学んだことを伝達する機会 図2-5 自己の学びのために利用したことがあるもの 図2-6 研究会活動への参加 する機会を設けている学校が約83.7%と比較的高い結果であったが、指名研修以外で自主的に学んだことについては、伝達する機会を設けている学校が約66.2%と低めだった。これは、学校体制や時間の関係で機会を設定しにくいという事情もあるとは思うが、仕事に関する困り等の解決方法についての質問(p.8、表2-4)や、自己の学びのために利用したことがあるものについての質問(図2-5)、研究会活動への参加に関する質問(図2-6)の結果を合わせて考えると、全体的に総合教育センターの利用頻度や研究会活動への参加の割合が低いことがわかる。このことから、そもそも指名研修以外の研修やセミナーに参加している教職員が少ないのではないかと考えられる。 人材育成を進めるためには、OJTとOff-JT、SDを結び付けることが大切である。学んだことを誰かに伝達することで自分の学びがより明確になるだけでなく、他の教職員の学びにもつながる。様々な理由で、なかなか校外での研修に参加しにくい教職員にとっても、この方法は有効であるといえる。また、総合教育センターでの研修や研究会活動、セミナーへの参加等、個々の校外での学びを校内研修に生かし、他の教職員にも伝達や共有をすることは、全教職員のスキルアップや学校の組織力向上にもつながると考える。 小・中 日常的なOJT 11 117 (%) (%)
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