45 R3京都発【藤本】
6/6

単元や毎時の授業の中でどのように学習活動を位置付け,そして視点の自覚化を促したのか,実践の具体を示した論文や授業で使える成果物などをホームページに掲載しております。ぜひQRコードからアクセスしていただき,実践の参考にしていただければと思います。「多面的・多角的」って指導案などにもよく使いますが,わりと曖昧にしてきたというか…モヤっとしていた見方・考え方とか資質・能力のイメージを明確にもてた気がします。例えば「文化」という見えるーペ。小学生にとっては抽象的なので「衣」「食」「住」というように具体的にしてもいいかもしれません。他教科でもいろいろな視点から見通しを立てて考えようとする様子が見られました。見えるーペを授業で用いることで指導する自分はもちろん,おそらく子どもたちも,多面的・多角的に考えるとはどういうことか,はっきりイメージできたと思う。これまでは資質・能力というより,内容の習得に偏り過ぎていたかもしれません。中学生は気候や地形,地質など細かく具体的に見えるーペを分けるのではなく,自然環境というようにざっくりくくったものもほしいという生徒の声もありました。小学校と中学校の教員の指導観を揃えるツールとして見えるーぺが有効に感じます。子どもたちの考えを見取る引出しが増えました。発行発行元TEL075‐371‐2705FAX075‐353‐4851令和4年3月京都市総合教育センター研究課・カリキュラム開発支援センター〒600‐8023京都市下京区河原町通仏光寺西入ル詳しくはこちらを検索!実践を重ねた指導者からは…

元のページ  ../index.html#6

このブックを見る