最初に取り組んだのが,話合い活動「学級目標 本研究では,A校の5年生一学級と,B校5年生の一学級で実践を行った。 (1)A校での実践 第3章 子どもたちによる自治的な活動の(23) 杉田洋「よりよい人間関係を築く特別活動」2009.12 図書文化pp..214~217 (24) 杉田儀作「『生きる力』を育てる学級集団活動」1997.1.p.23 (25) 赤坂真二「自ら向上する子どもを育てる学級づくり」明治図書 2015.3.p14 (26) 前掲(25)p.29 (27) 杉田儀作「新しい学力観に立つ学級活動の展開」明治図書1993.3.pp..54~5 (28) 前掲(25)pp..26~29 (29) 石川淳『シェアド・リーダーシップチーム全員の影響力が職場を強くする―』中央経済社 2016 (30) 片岡徳雄「個を生かす集団作り」黎明書1988.1.p.159 (31) 辻健「『まわりを育てる』集団作り」『教育研究』 2017.4.p.31 (32) 舘野泰一「『リーダーシップに対する誤解』と『これからのリーダーシップ教育』」『『教育研究 2017.4.p.22』』 (33) 前掲(14)pp..35~38 図 3-1 研究の概要 図3-1は本研究の概要である。 図3-1のように学級目標達成に向けた話合い活動を行い,係活動や集会活動で実践を行った。道徳は,各校の子どもたちの実態を把握し,その時に必要な題材で組み入れた。 以下は,各校の実践の様子である。 図 3-2 A校の研究の概要 図 3-3 学級目標と行動目標 小学校 特別活動 12 実践 第1節 話合い活動を中心とした自治的な活動の●実態把握 A校で行った事前の聞き取り調査では,担任教員が子どもたちの自治的な力を伸ばしていきたいと考えてはいるものの,取組にまでは発展することができていなかったと述べていた。その原因は,経験不足や時間十分な確保のむずかしさ等であった。話合い活動やその実践等では,当初担任教員が主となり進めていくことが多かった。 そこで,まず子どもたちのみでどれだけ話合いを進めていくことができるのかの実態を把握する必要があった。担任教員と話し合い,子どもの実態把握のために代表委員を進行役にした話合いを行うことにした。また,それにより子どもたち自身も,自分たちの力で進行する大変さやよさに気付き,次の課題とするきっかけづくりになると考えた。図3-2は,A校で行った実践の概要である。 を振り返ろう」である。 図3-3は,A校実践クラスの学級目標とこの話合い活動で決まった行動目標である。学級のみんなで学級目標を振り返り,具体的な行動目標をたてることにより,学級目標を学級全体で共有できると考え行った。 議題と提案理由については,担任教員が学級のみんなに伝えてから代表委員(S1,S2)にかわった。内容は,「学級目標は達成できているか否か,なぜそう思ったか」についてである。次頁は,話合い活動の始めの一部である。 実践
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