001総教C030705H29最終稿(中澤)
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G 1101 報告587 京都市の平成29年度学校教育の重点において,「主体性」や「社会性」が,「子どもが未来を創り上げていくために必要な資質」だとある。これらはどちらも,集団の活動の中で育まれていくものである。 をとりまく集団である家庭や地域の中でこれらを育むことは難しくなってきている。 そこで,子どもたちにとって身近な集団である学校での集団活動の充実が求められる。中でも,様々な集団の中で課題の発見や解決を行いよりよい集団を目指す特別活動の充実が必要不可欠である。 れることで,進んで関わり合い高め合うことのできる集団へと育てることができると仮説を立てて実践に取り組んだ。目標達成に向けて現状を見つめ,課題を見つけ,計画し, 実践するという子どもたちによるSTPDサイクルを用いた自治的な活動を仕組んでいくというものである。 伝えたり,相手のことを考えながら行動したりする姿が育ちつつある。 しかし,少子化や核家族化等の社会的な変化に伴い,子どもたち本研究では,集団自治を意識した意図的・系統的な活動を取り入これらの自治的な活動を通し,子どもたちは自分の思いを進んで-進んで関わり合い,高め合う学級集団を目指す自治的な活動の在り方について- 中澤 慶子(京都市総合教育センター研究課 研究員) 児童相互のつながりを大切にした集団づくり(1年次)

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