001総教C030705H28最終稿(高橋)
20/32

時間5分分5分2分8分分学習の流れ発問(○),児童の反応(・)*留意点資料・教材 1事前のアンケートより,クラスのインターネットの実態を知り,インターネット上のやりとりについての楽しさなどを確認する。 ○このクラス(学年)の,「スマートフォンとゲーム機,LINE」の使用率をグラフにしたものです。 ○LINEを使ったことがある人がとても多いですが,楽しいところや,便利なところはありますか。 ○続いて,「友だちと一緒に写っている写真をインターネットで見られるようにすることは良いことだと思うか」というアンケートの結果です。 ○みなさんには色々な考えがあるようでが,インターネット上に自分の意見や写真を投稿することについて,今日は考えてみましょう。 2めあてを確認する。インターネット上へ情報発信をしていくときに, どのようなことに注意すべきか考えよう。 ○どんなことがおこるのか,また,ふしぎだなと思うことも探しながら見てみましょう。 3ストーリー1を視聴し,投稿内容の記録性ついて知る。 ストーリー1 ・昔,友だちの悪口を投稿した。・昔の投稿内容を他の人に見られた。 ・悪口を見られて悲しくなった・昔の投稿内容が,どうして見られるのか。 ○インターネットに投稿した内容は,完全に消すことはできません。それは,世界中のだれが見ていて.だれが保存して,だれがそれをまた投稿し直すかわからないからです。 ・知らなかった。 ・自分が消すだけではダメなのだな。 ・よく考えなければならない。○何を確認したらよかったかを考えながら,見てみましょう。 4ストーリー2とス○今,考えていたことをワークシートに書いて,話し合いましょう。 トーリー3を視聴し,起こった問題から,どのようなことを確認すべきだったか,考える。 ストーリー2 ・撮影禁止の場所で記念写真を撮影し,ブログに書き込んだ。 ストーリー3 ・他人の写真を無断で撮影し,公開した。 題 材 名 インターネット上へ情報発信をしていくときに,どのようなことに注意すべきか考えよう。(1H)SNS等への投稿に伴って発生する可能性のある問題と,投稿者と学習のねらい しての責任について考えるとともに,正しい知識をもって適切に利用する大切さに気付く。 【学活2(カ)】情報モラル指導 安全への知恵e3-2「自他の個人情報を,第三者にもらさない」(分類・領域) 文部科学省 情報化社会の新たな問題を考えるための 教材8教材 「情報の記録性,公開性の重大さ」 http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/1368445.htm 本時の評価規準 ・インターネット上へ情報発信をしていくときに,注意することについて考えられる。 15*みんなに必要な学習であることを伝える。児童実態アンケートより,以下のグラフを提示する。・スマートフォンの使用率 ・ゲーム機(通信できるもの)の使用率 ・LINEの使用・友だちと一緒に写っている写真をインターネットで見られるようにすることについて *投稿という言葉について,おさえる。 *一度投稿した内容は,完全に消すことができないということにつなげたいので,疑問として出させたい。 図3-12のように実施された授業について,三つの観点で述べる。一つ目は授業の工夫について,具体的には,子どものたちの関心意欲を高める手立て,教材の扱い方の工夫,思考する時間の確保などである。二つ目は,子どもたちの反応からわかることいて,三つ目に,授業後の教員の感想について述べる。 一つ目の,授業の工夫について述べる。 図3-13は,A校6年生の子どもたちが授業の導入時に自分たちの実態グラフを見ている様子である。 図3-13の授業の導入で,学年実態のグラフを示したことは,子どもたちみんなのことを取り上げているので,子どもたち全体の関心意欲が高まることにつながった。ICT機器の使用実態は,子どもによって違う。よく使っていて詳しい子どももいれば,使っていないので全くわからないという子どももいる。使っている実態だけに合わせて授業を進めれば,使っていない子どもたちにとって,学習はつまらないものになる。だからこそ,子どもたちが主体的になる工夫が必要だと考える。 次に紹介するのは,使用教材の扱いの工夫であ 5解説編を視聴し,どのようなことに注意するべきか確認する。 6学習のまとめを書く。 率 ストーリー1のみ視聴。(〜1分27秒まで)ストーリー2と3を視聴。(1分27秒〜2分59秒まで) 10【注意するべきだったこと】 ・将来見られても大丈夫か。 ・ルールを破っていないか。 ・広まってもよい内容か。 ・自分がされたら,嫌な気分にならないか。 ○解説を見て,情報発信をするときに注意することは何なのか,確認しましょう。 ・肖像権を侵害していないか。・コピーされても誰も困らないか。 ・誰に見られても問題ないか。・将来見られても問題ないか。○みなさんが,情報発信するときには,どんなことに気を付けていきたいですか。ワークシートに書いて,発表をしましょう。 *LINEなどの公開されていない中でのやりとりでも,文字や写真のコピーが簡単であり,同じことが起こり得ることを知らせる。 *「肖像権」言葉が難しい場合は,人を守る権利という意味がわかればよい。 解説編を視聴。(2分59秒〜7分38秒) ワークシート 図3-12 A校6年生の指導案 図3-13 A校6年生の子どもたちが,自分たちの実態(グ小学校 情報教育 18 ラフ)を見ている様子

元のページ  ../index.html#20

このブックを見る