G1001 報告579 たな学習指導要領を告示した。そこでは「学び,議論する道徳」という視点を取り入れた,新しい心の教育の形が示され,道徳教育を更に活性化していこうという視点が見て取れる。 策が見つからず,困りや悩みをもつ現場が少なくない。ましてや「特別の教科 道徳」が実現した場面で,生徒をどう評価したらいいのかについて,まだ試行・検証の初期段階だというのが現状である。 体の参考点ととらえ,そのデータをもとに教材の精選・授業形態の見直し,生徒・教師が毎週の道徳の時間を継続して意識する材料とならないか,更にそれを今回の告示に語られた「文言による評価」に活かすことはできないかと考えた。 道徳教育の活性化に活用可能な運用システムを提案できた。また,教師の負担を軽減し,かつ,生徒の豊かな心の学びを拾い上げる,教師と生徒の心をつなぐ評価のシステムを構築することができた。 文部科学省が「特別の教科」として,小中学校の道徳について新しかし,中学校では道徳教育を活性化したくてもなかなかその方そこで,生徒による自己評価を導入・活用し,その評価を教材自研究の結果,「生徒による自己評価」を軸に据えた,中学校での-生徒の評価と教材開発・選定・授業手法・指導力向上への反映- 中山 芳明(京都市総合教育センター研究課 研究員) 生徒による自己評価の有効な活用と分析(1年次) 中学校道徳における,
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