001総教C030705H30大栢最終稿
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G0902 報告594 世界の急速なグローバル化を受け,生涯にわたりコミュニケーションツールとしての「使える英語」の獲得を目指して,日本の英語教育は大きな変革を求められている。コミュニケーション能力育成のためには,生徒が英語によるコミュニケーションに自信と喜びをもち,よりよいコミュニケーションを目指して積極的に次のステップへ向かえる学びを授業の中で展開する必要があると考える。生徒自身が学習に見通しをもち,自身の目標設定や振り返りを重ねながら自分の伸びを確認できるように,つながりのある言語活動と学びの過程の見取りという二つの柱から実践研究を進め,それらを通して,主体的に学びへ向かう姿の育成を目指した。 つながりのある言語活動においては,とりわけ領域統合型の言語活動に視点を置き,ユニットラウンド制を導入した。また,学びの過程を見取るために見通しと振り返りをデザイン化するとともにCAN-DOリストを活用した英語学習ポートフォリオを作成した。 その結果,指導者と生徒が一時間,単元,学期,そして年間の到達目標を共有し,見通しをもちながら学習に向き合うことが可能になり,より主体的に目の前の言語活動に取り組む生徒の姿が見られた。 91 -つながりのある言語活動と学びの過程の見取りを通して- 大栢 真琴(京都市総合教育センター研究課 研究員) 英語科における生徒が主体的にコミュニケーション能力を 高めようとする授業の創造(2年次)

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