G1101 報告592 時代になってきている中で,平成30年度京都市学校教育の重点において「子どもが未来を創り上げていくために必要な資質」として「主体性」や「社会性」が挙げられている。これらの資質・能力を育み,児童が力強く生きていく基盤をつくる場として,児童にとって身近な学級集団が重要であると考える。本研究では,児童が相互につながり合う学級集団づくりの過程で,このような資質・能力を育んでいくことを目指し,実践を行った。 ながら取り組むことができる学級活動である。学級活動がより楽しく,充実したものになるよう児童が話合い,話し合ったことを実現していく中で,このような資質・能力を育んでいくことができるという仮説を立てた。 く大作戦」と名付け実践した結果,児童同士のつながりが強くなり学級集団としての高まりが見られ,その有用性が検証された。 社会構造や雇用環境が大きくまた急速に変化している予測困難な学級集団づくりの中心として取り組んだのは,児童がわくわくしこのような学級活動を中心とした学級集団づくりを「学級わくわ35 中澤 慶子(京都市総合教育センター研究課 研究員) -「学級わくわく大作戦」を通して- 児童相互のつながりを大切にした学級集団づくり (2年次)
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