F0201 報告598 Key Words:論証フレーム,クリティカル・シンキング,可視化,対話的な学び,論証確認テスト 2020年に全面実施する新学習指導要領では,習得・活用のサイクルを展開する探究的な学習は総合的な学習の時間のみならず,各教科等の学びにおいても必要なプロセスであると示されている。そこで,各教科等で科学的な問題解決力を生かす探究的な学習の在り方について研究・実践を行った。 科学的な問題解決力を軸に探究的な学習を展開していく上で,「論理的に考え,表現する力」と「クリティカル・シンキング」に着目した。 まず,理科の学習の中で「論理的に考え,表現する力」の習得のために思考を可視化したワークシートを用い,「クリティカル・シンキング」を促すために対話的な学びの充実を図った。 次に,理科の学習において身に付けた力を総合的な学習の時間に発揮・活用できる場面を設定し,探究的な学習を構築した。 実践を通して,自作の評価テストにおいて科学的な問題解決力の向上が見られ,探究的な学びが高まった。 27 西村 哲哉(京都市総合教育センター研究課 研究員) -科学的な問題解決力を生かした学習- 各教科等の学びを高める探究的な学習の在り方
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