G1101 報告597 3 Key Words:合意形成,話合い活動,生徒指導の3機能,教科横断的な視点 児童の人間関係形成能力を育むために,学級活動(1)をはじめ,その他の教科等で行う集団活動の中に,合意形成を目指す話合い活動を意図的・段階的に取り入れ,研究・実践を行った。 実践では,児童の実態に応じて,話合い活動のスキルアップに重点をおくこと,人間関係形成能力を育むことに重点をおくことを意識して計画し,段階的に取り組むことができるようにした。 さらには,学級活動とその他の教科等にある合意形成を目指す話合い活動の機会を教員が意図的に「つなげる」ために,また,児童がその「つながり」を意識することができるように手立てを講じた。 実践を通し,教員が教育活動のいろいろな場面にある合意形成を目指す話合い活動を「つなげる」ことができ,児童もその「つながり」を意識できるようになった。このように合意形成を目指す話合い活動がつながることで,児童の学びが深まり,グループや学級全体の場で自分の思いを伝える姿,そしてお互いの思いを理解し,みんなが納得するように話し合う姿が見られるようになり,人間関係形成能力が高まった。 中澤 慶子(京都市総合教育センター研究課 研究員) -合意形成を目指す話合い活動を取り入れて- 人間関係形成能力を育む集団活動の在り方
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