001総教CR030517R1研究論文(今川)
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98 生活を送ることができるよう,生徒と関わる全ての教職員が食に対する意識をもち,学校全体での食育が推進されることを期待したい。 本研究では,「食育」というテーマに対し,学校としてどのようなことができるかを考え,実践を行った。しかし,食育は学校だけで完結するものではない。学校も含め,家庭や地域でも推進していかなければならないものである。そのため,将来を担う子どもたちが健やかに成長することができるよう,家庭や学校,地域が連携し,食育を推進していくことが求められる。特に家庭では様々な事情があり,十分な食育ができない場合もあるだろう。このような場合でもできるときは子どもと一緒に食事をしたり,話をしたりするなど,意識的に取り組むことが大切であると考える。このような日常生活での食育を積み重ねていくことにより次第に習慣化し,将来の健康に繋がるのである。子どもたちが大人になった時,次の世代にも食育を繋げることができるよう,今,できることを家庭や学校,地域等で積極的に推進していくことが大切であると考える。 最後に,本研究の趣旨を理解し,教育実践に取り組んでくださった,京都市立松尾中学校と京都市立桃山中学校の校長先生をはじめ,両校の研究協力員,教職員の皆様に感謝の意を表したい。 中学校 食育 22 おわりに

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