図3-11 生徒会取組 シート 生徒が記入したシートの一部を図3-12に示す。 図3-12 生徒会取組 生徒の記述 前日の問題点を踏まえ,生活をしている様子が分かる。図3-13に取組最終日に生徒が記入した振り返りを示す。 図3-13 生徒会取組 生徒の振り返り 図3-14 生徒会取組 掲示物 中学校 食育 14 44 このように,今まで別々に行われていた取組を,関連させて行うことで,生徒自身の生活習慣について多面的に振り返っていることが分かる。また,取組を通して,生活習慣の問題点を改めて実感している生徒の記述も見られた。 保健委員はクラスのシート管理と,朝食喫食状況の集計を毎日行った。取組前の委員会で学年ごとに作成した集計表を学年の掲示板に掲示し,保健委員は昼休みまでにクラスの結果を集計表に記入するようにした。図3-14に生徒が作成し,記入した集計表を示す。 また,文化委員会では1年次に引き続き,食育放送を実施した。その日の給食の献立を紹介し,食や健康に関する情報を発信し,生徒の食に対する意識を高めさせることを目的とした。 今回は二つの委員会ではあったが,それぞれの委員会の特性を踏まえつつ,食に対するアプローチをすることができた。 (2)部活動での食育 1年次に引き続き,部活動指導資料を活用し,部活動での食育を推進した。1年次の研究で作成した部活動指導資料に,今年度新たに作成した2枚を加えたものを一つのPDFデータにまとめ,研究協力校の全教職員にメール配信し,できる範囲での活用を依頼した。 資料をメール配信後,「ミーティングで配布しました」という報告を受けた部活動において,後日,部員を対象に,食に対する意識や行動に変容があったかどうかを調査するため,アンケートを実施した。 次ページの表3-5は食に対する意識の変容についての設問に対する回答である。部員全員が,資料を見て少しでも食に対する意識が変容したと回答した。 生徒の振り返りの中で,課題として多く見られた内容は,メディア視聴時間についてであった。そのことも踏まえ,メディア視聴時間や就寝及び起床時刻については取組後の委員会で集計し,傾向や課題を全校に発信することとした。
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