最終稿【藤本】
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F0201 報告 607 Key Words:見方・考え方,生きて働く知識,内容的な知識と方法的な知識,思考過程を価値付ける 役に立つ」と考える生徒の割合が,大きく低下する傾向がここ数年続いている。中学生になると学ぶ意味を見失う生徒が増えてしまうのであろうか。そうであるならば,要因は何なのか。 ことで,自らの未来に夢や希望をもち,主体的に学び続けていくことのできる人材を育てることを目指すものである。 授業で習得したことを様々な場面で用いて,その有効性を実感する必要がある。 能力の一つである「生きて働く知識」の習得を促し,それらを発揮させることで問題解決に向かう学習を繰り返し行った。 象が,「使える」という肯定的な印象に変わる生徒や,学習していることは役に立つと考える生徒が現れ始めた。 小学生から中学生になると「学校で学習していることは社会に出ても本研究は,この要因を探り,学習状況に関するこれらの課題を改善する学習していることは社会でも役に立つという意識を高めるためには,実践では授業とテストを通して,社会科の「見方・考え方」と資質・実践の結果,社会科に対して抱いていた「覚える」という否定的な印97 藤本 裕之(京都市総合教育センター研究課 研究員) -授業の在り方とテストの在り方を通して- 学ぶ意味の自覚に働きかける授業改善に向けた一方策

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